子供が服を選ぶようになった日:親のうれしさと戸惑い

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ある朝、突然の「これがいい!」

ある日、朝の着替えの時間。
いつも通り、私がタンスから今日の服を出そうとしたその時。
3歳の娘が言いました。

「ママ、今日はこれがいい!」

小さな手で持っていたのは、ピンクに星柄の派手なTシャツ。
しかも真冬。重ね着のしにくい薄手の夏物です。
思わず「えっ?」と声が出てしまいました。

でも、娘は真剣な目をしていました。


「自分で選んだんだ!」という感動

そのとき私の中で、ふたつの気持ちが一気に押し寄せました。
ひとつは、喜びです。

  • 自分で考えて、選んで、主張するようになったこと
  • 「これが着たい」という好みや気持ちを表現できるようになったこと

「成長したなぁ」と胸がいっぱいになりました。
子供が“自分らしさ”を持ち始める瞬間って、こんな感じなんですね。


でも正直、戸惑った…

一方で、戸惑いもありました。

  • 「いやいや、それ今の季節に合わないよ〜」
  • 「外出するのにそれはちょっと…」
  • 「もう少し合わせやすい服にしてほしい…」

親としては、気温やTPOを考えて服を選んであげたい。
でも、それを頭ごなしに否定してしまったら…せっかくの“選ぶ気持ち”が萎えてしまうかも。


自分で選ぶって、難しい。でも大事な一歩

その日は、娘が選んだTシャツの下に厚手の長袖を重ねて着せてみました。
ちょっと不思議なコーディネートになったけど、本人はご機嫌。
お出かけ中も「今日は私が選んだんだよ」と自信たっぷりに話していました。

親の思い通りじゃない日もあるけど、
子供が“自分で決めた”という体験は、きっと大きな意味があるんだと思います。


成長は、子供だけじゃなく親にも

子供が服を選ぶようになった日。
それは、「子供の気持ちを受け入れる」練習を、親が始める日でもありました。

毎日、時間に追われて「早くして!」と言いたくなるけれど、
その中にこういう“成長の種”があると気づかせてもらった朝でした。


あなたの「初めて選んだ日」は?

もしよければ、皆さんのお子さんが「初めて服を選んだとき」のエピソードを思い出してお子さんに接してあげて下さい。

いつもよりもより優しくしてあげられるかも。


親としての気持ち、共感し合えたら嬉しいです。