「子供に古着を着せるのって、なんだかかわいそう…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
たしかに、ピカピカの新品の服を着せてあげたいという親心は、とても自然で素敵なことです。
でも、「古着=かわいそう」というイメージは、もしかしたら少し古い価値観かもしれません。
今回は、「古着の子供服」に対するイメージと、実際のメリット・デメリットについて、あらためて考えてみたいと思います。
■ 古着を「かわいそう」と感じる理由って?
まず、「古着=かわいそう」と思ってしまう背景には、こんな感情があるのではないでしょうか?
- 誰かのおさがり=残り物に感じる
- 自分の子には一番いいものを与えたい
- 他人に貧しく見られたくない
これらはどれも、親としての愛情からくる気持ちです。
でも一方で、今の時代は「古着=節約」や「貧しさ」ではなく、「サステナブル」「おしゃれ」「選択肢のひとつ」として見直されてきています。
■ 子供服の古着って、実はメリットだらけ

子供服の古着には、たくさんの利点がありますがその中でも3つ紹介します。
1. とにかくコスパがいい!
子供はすぐに大きくなります。数回しか着なかった服や、季節が変わって着れなくなるものもたくさん。
古着を上手に活用すれば、数百円〜千円程度でかわいい服がたくさん手に入ります。
2. 洗濯済みで安心
古着の服はすでに何度か洗濯されているため、素材がなじんで肌に優しくなっていたり、洗濯で色落ちや縮みが少なくなっていることも。
新品よりも着心地がよく、肌が敏感な赤ちゃんにも向いていることがあります。
公園などに出かける時にも古着なので汚れなど全く気にせず遊ばせてます。
3. 掘り出し物・レアなデザインも!
古着だからこそ、今はもう販売されていないデザインや、海外の珍しいブランド品が見つかることも。
「それ、どこの服?かわいいね!」なんて言われることもあります。
他の子と被らないのは古着の大きなメリットです。
■ 古着を選ぶときに気をつけたいこと
もちろん、古着なら何でもOKというわけではありません。以下のポイントに注意しましょう。
- 好み:安いと言うだけで買わない、自分の好みではない安いだけの服は着なくなります
- 状態:破れやシミ、ファスナーなどの不具合がないか確認
- サイズ感:表示サイズより縮んでいることがあるので試着するのがオススメ
サイズがよくわからない時は子供服サイズ早見表(日本・海外)を確認
■ 子どもは「古着」だと気づかない
実際のところ、小さな子どもは服が新品か古着かなんて気にしません。
それよりも、動きやすくて、好きな色や柄だったり、お気に入りのキャラクターがついていれば、それだけで大喜びです。
「これかわいいね!」と親が楽しそうに選んでくれることが、子どもにとっては何よりの幸せなのです。
■ 本当に大切なのは「愛情」

古着を着せるか、新品を買うか。どちらが正しいという話ではありません。
大切なのは、「どんな気持ちでその服を選んだのか」。
・節約したお金で、家族旅行に連れて行ってあげたい
・環境のことを考えて、リユースに協力したい
・おしゃれな服をたくさん楽しんでほしい
そんな思いで選んだ古着は、子どもにとってもきっと「愛がこもった服」になります。
■ まとめ:「かわいそう」は思い込みかも?
私の子供の話ですが、いつも行く古着屋さんで店員のお姉さんに選んでもらった服は1番のお気に入りです。
買い与えた新品よりも自分で選んだ古着の方を気に入って普段着ています。
子供服の古着は、「かわいそう」どころか、賢くて優しい選択肢。
親の工夫と愛情がたっぷり詰まった、すてきなスタイルなのです。
あなたも、ちょっと視点を変えて、古着の世界を楽しんでみませんか?